僕の冒険用インベントリ

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知識本

不倫愛でベッキーの失ったもの

女性自身 2016年 1/26 号 [雑誌] ベッキーと大きく書かれては思わず読まずにいられなかった女性自身。 野次馬根性が出てしまったが、内容は興味深い。 電撃的とも思われたベッキーの不倫愛騒動だが、実際は昨年から複数筋に持ち込まれていたらしい。 とくにL…

三国志についてのエッセイ集といった感じで読みやすい。比較的自由な視点で縦横無尽に三国志の世界を周遊、散策する快著

60分で名著快読 三国志 (日経ビジネス人文庫) 体系的にまとめられた解説本というよりは、あれやこれや思いついたところから三国志世界を見渡して話題を取り出し、適度に整理して見せるエッセイのまとまりといった感じ。 肩肘張っていない文体と構成なので、…

笑えてためになる一冊。偉人による人生裏話

退屈な日常を変える 偉人教室 これは笑った。 歴史に名を残す偉人たちが成功談だけでなく、テレビ番組「しくじり先生」のように成功体験の裏にあった失敗談や苦い思い出、苦悩もいっしょに語るという面白い内容。 順風満帆で栄光の人生を生きたと思われがち…

解説付きの語呂合わせ年号暗記本。見開き左が暗記文、右が解説という構成。暗記文は独特でちょっと覚えづらいかもしれない

世界史重要年代650記憶法 見開きで向かって左に年号暗記文、右に解説という構成。 大ざっぱに年代別で暗記の語呂合わせ文を収録している。 構成は非常に地味で図表などもないが、解説文は関連事項の指摘もありそこそこ有益。 ただ暗記の語呂合わせ文がちょっ…

とくに重要な禁止事項についてよく書かれているのが良い

現役アフィリエイターが教える! しっかり稼げる Googleアドセンスの教科書 アフィリエイトには短期での収益性拡大も大事であるが、じつは安定収入のために長く運営するという観点が必要になる。 そうした長期経営の視点から見ると、Googleアドセンスには不安…

アイデアを発掘し、育てるための格言が詰まった啓発本

小さな天才になるための46のルール 本書は創造的な仕事をするためのノウハウが詰まった格言集といった内容。 わかりやすく46の言葉に集約し、それを4つのパートに分けて、基礎知識から学び、実践まで一通り流れがわかる作りになっている。 とにかく本書のい…

数学記号の使い方がよくわからない人向け。書名から想像されるような、専門書のようなディープな内容ではない

数学記号を読む辞典 (知の扉) 内容は素直に面白く、小学校から大学入試レベルまでの数学記号や証明文の言い回しのあれこれについて項目別にまとめられていて読みやすく、解説も難しくなくほどよい知的好奇心を満たす内容で楽しい。

今号の軍師論はなかなかに面白い

三国志DVD&データファイル(5) 2015年 12/10号 今号は呂布と曹操が激突する下邳の戦いが収録されている。 ドラマも見応えがあるが、面白いのは付録映像の軍師論。 劉備を味方に受け入れるかどうかについて、荀・郭嘉・程が論じる有名なエピソードがドラマ内に…

写真満載で羽生選手を堪能できる一冊

フィギュアスケートファン通信7 (メディアックスMOOK) ほぼまるごと1冊羽生選手という素晴らしい内容。 巻頭から大阪でのニューイヤーオンアイスの美しい写真が並び、昨年末のNHK杯やグランプリファイナルの感動を思い起こせるメッセージとフォトが感動的。 …

充実のインタビュー記事

Ice Jewels(アイスジュエルズ)Vol.02~フィギュアスケート・氷上の宝石 ~特集:羽生結弦「330.43の真実」 (KAZIムック) ボリューム満点の羽生選手のインタビュー記事が読み応えあります。 演技へのこだわり、全体の構成を考えて音楽を編集し、最適解をつねに考…

今号から始まる世界地域別情勢特集!今週は注目の中東だ

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 3/8 号 [創刊30周年 特別企画 国際情勢入門 中東超解説] 今号のニューズウィークを読んでいて、正直にさすがと思った。 ニューズウィークの主張は簡単だ。 中東の情勢は複雑だ。 むしろ中東の情勢を簡単な言葉、た…

東洋経済はしかしamazonの真の野望を知らない

週刊東洋経済 2016年3/5号 [Amazon特集] 今号の東洋経済は僕らのamazon特集。 もはやECサイトとしてその存在感を無視できないamazonに東洋経済はどう切り込むか。 届いた瞬間からわくわくして読んだ。

一冊に凝縮!司馬遼太郎の魅力

司馬遼太郎スペシャル 2016年3月 最近は司馬史観というふうに括られ、司馬遼太郎の歴史観を批判するような言説も目立つ。 だがそれはやはり司馬遼太郎の作品が日本人に愛され続けてきたことの裏返しでもある。 我々は司馬史観と揶揄されるほどに司馬の考え方…

EU危機の本質とそれを乗り越えるために必要なこと

ユーロ危機とギリシャ反乱 (岩波新書) ユーロ危機の本質は実は国家ナショナリズムにあることをはしなく露呈する内容である。 本書はギリシャ左派政権の行動を「反乱」と刺激的な言葉で形容するが、本書の要旨はEUという枠組みは過渡的な段階にあり、いまだに…

今日の金融不安の構造をわかりやすく解説している好著

時間かせぎの資本主義――いつまで危機を先送りできるか 著者は冒頭で今日の世界経済の構造的不具合を簡潔に整理する。 その要点は3つ。 1)銀行危機 世界中の銀行は身の丈以上の信用供与をしており、危機回避のために国家の監督官庁は銀行の融資に対する自己…

はい、正論。トリクルアップ政策を推進すべき

サンデー毎日 2016年03月13日号 [雑誌] もはや今号のサンデー毎日について言うことはない。 巻頭記事を読めば、すべて書いてある。 現実にはどうトリクルアップを実現するか実務的な政策レベルの話題が尽きないが、トリクルダウンが日本経済に効果がないこと…

強い危機感に反政権の道を模索し始めた農協。そしてやはり年末年始の小泉進次郎氏の不自然な露出の裏に官僚と政権、財界の影ありか

週刊朝日 2016年 3/11 号 [雑誌] 巻頭記事はいよいよ危機意識を持ち始めた農協が政権に反旗を翻すかという内容。 記事を読めばわかるが基本的に口先介入でまだ実際に反旗を翻したわけではないので、政権の出方次第では流動的だが。 関連してやはり小泉進次郎…

カトリック信者が綴る日本の美しい姿

日本人が気付かない 世界一素晴らしい国・日本 (WAC BUNKO 232) 長年に日本に興味を持ち、日本研究に打ち込んできた著者が外国人視点から日本の良さを教えてくれる。 そこにあるのは日本の美しい「おもてなし」と「思いやり」の心。

今号はやや迷走する週刊新潮

週刊新潮 2016年 3/17 号 [雑誌] 巻頭はトランプ旋風関連。 トランプ氏陣営と気脈を通じる日本政府関係者がほぼいないという話から唐突に故柏木昭男氏のエピソード紹介に入る。 しかしすでに過去の話だし、なんでこの記事を巻頭に持ってきたのかわからない。…

いろんな収納上手の方々が無印良品アイテムの面白い使い方を紹介

すっきり暮らす、無印良品の収納 (扶桑社ムック) キッチンや押し入れ収納、部屋の空きスペース。 無印良品グッズを使って統一感のある雰囲気とちょっとした飾り付け気分を味わいながら、収納スペースを作るテクニック。

特集タイトルはアレだが、内容は意外とまじめ

週刊東洋経済 2016年3/19号 [特集:キレる老人] 今号の特集は老人。 つい先日ダイヤモンドが同じような特集をやっていて、そちらはあまり内容がなかったが、東洋経済は意外に深掘りされている。 キャッチーなタイトルで記事前半は東洋経済オンラインの記事を…

医療を巡る不都合な真実

週刊ダイヤモンド 2016年 3/19 号 [雑誌] (全国病院改革ランキング) 病院ランキングとあるが、むしろ現在の医療制度にはびこる矛盾に焦点を当てた内容。 国民皆保険制度の崩壊状況を図解込みでわかりやすく解説し、同時に補助金に頼る医療業界の腐敗と不正の…

英語で紹介してみよう日本の神様

日本の神様 Japanese Gods and Goddesses 古来八百万というように日本人の生活の奥の奥、身近なところにもいる神様。 「神ながら」意識というが、日本人の生活には古来自然と神様との一体感がある。 さて、そんな日本文化の根源にある神話の神々を、日本語で…

金融規制は金融危機を防げるのか?広汎な事例を元に金融規制の効果を斟酌する一冊

金融危機とバーゼル規制の経済学: リスク管理から見る金融システム 著者は国際決済銀行(BIS)支払い決済システムとバーゼル銀行監督委員会の委員を務めたことがあり、国際金融規制の実務に近かった人物。 本書はリーマンショックのような金融危機は金融規制…

政府に見捨てられ、飢餓にあえぐ中国人民を救ったのは日本軍だった

人間の条件1942 ― 誰が中国の飢餓難民を救ったか 戦時下の1942年~43年にかけて発生した大飢饉。 300万人とも言われる被害者を出したこの飢餓を描いた映画『Back to 1942』の原作本の翻訳。 本書では中国の政策当局の無為無策によって見捨てられ死んでいく飢…

FIFA腐敗の裏側に電通の影があった。日韓ワールドカップ共催の知られざる裏側

電通とFIFA サッカーに群がる男たち (光文社新書) ことは1980年代に遡り、アベランジェ体制に電通が近づいていくところから話は始まる。 早くからサッカービジネスの将来性を見通し食い込んでいった電通。 それがJリーグとして結実し、空前のサッカーブーム…

国際金融の深奥に屹立する象牙の塔。各国の金融政策を支配し、莫大な利益を上げる世界最強の銀行の正体

BIS(ビーアイエス)国際決済銀行 隠された歴史 世界の金融政策において主要なプレーヤーとして注目されるのは各国の中央銀行総裁、そしてIMFや世銀などの国際機関だ。 だが各国の金融政策により直接的な影響を与える立場にありながら、一般にはほとんど知られ…

日本の世界遺産を美しい写真と紹介記事で全て見せます、いや魅せます

Pen(ペン) 2016年 3/1号 [創刊400号記念 ニッポンの世界遺産] 今号の特集は日本の世界遺産。 冒頭は世界遺産についての基礎知識がまとめられており、軽く準備運動をしたところでいよいよ日本の世界遺産が東から順番に紹介されていく。 記事は美麗な写真と解…

英国の政治動向を見誤った日本外交

大英帝国の親日派 (中公叢書) 第二次大戦前夜イギリスにたしかに存在した親日派。 しかしその影響力は大きくなく、結局日本と英国が対立へと向かっていく流れに逆らうことはできなかった。 そして日本の外交官が英国の親日派に過剰な期待を寄せ、結局英国の…

自衛隊を巡る環境をわかりやすく解説する

自衛隊史: 防衛政策の七〇年 (ちくま新書) 警察予備隊の創設から始まる自衛隊の歴史についてわかりやすくまとめた一冊。 一般的な軍隊と自衛隊の違い、平和憲法との関係、日米同盟と国内政治、防衛政策など自衛隊の70年間を丁寧に追っていく。