それまで別々にメッセージを語る5人の声がサビで唱和して美しいひとつの花になる。これは名曲
メッセージ性のある歌詞とゆったりとした優雅さがありながら、サビにキラキラとした鮮やかさのある曲調。
これだけでも文句なく名曲だが、そこにSMAPのそれぞれの個性のある声が加わることで彩り感が増している。 サビまでは別々にメッセージを語っていく5人がサビで合流して唱和し、ハーモニーと重層性を加えて心に沁みこむ大きな流れとなる。
槙原氏のソロバージョンは氏独特の伸びのあるやさしいボーカルがきれいだが、SMAP版は厚みと生命力に違いがある。
この曲の優れたメッセージ性はまさに5人がそれぞれ個性的でありながら、SMAPという一つのグループであったことによって生まれたもの。
個人的には「夜空ノムコウ」や「らいおんハート」が好みでこの曲はあまり聴かず、今回の騒動で改めて聞きなおしてみたが、たしかにこの曲にはSMAPという存在の象徴的なものがあるのかもしれない。
まさにSMAPは5人で世界に一つだけの花なのだと納得させてくれるものがある。