バブル崩壊の道筋を詳しく辿る良質なドキュメンタリー
バブル経済の発生と崩壊についてとくに政策当局者である日銀や財務省の側から見ていく内容。
とくに繰り返し強調されるアメリカ政府の圧力はバブル経済が一方で外交問題としての側面があったことも窺わせる。 幅広い資料に基づく考察と当時の政策当局者へのインタビューをうまく読みやすく文章に落とし込んでいて、よみやすさの点でもおすすめ。
当局者として実際に政策を運営する官僚たちだけでなく、政策立案者としての政治家がいかに金融政策を見誤っていたかについても論じられている。
読み応えあり。
- キーワード「バブル」も参照のこと。 イギリスのサウス・シー・バブルを語源とする。中身の無い、ふくれてはじけるバブル「泡のような経済」を連想させることから表現として定着した。極端に楽観的な見通しに基づく、持続不可能な好況。投機が過熱し、資産価.. 続きを読む
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